このブログ「社長、それAIに任せましょう!」は、企画、デザイン、WordPressテーマ、画像、セキュリティ対策、公開作業まで、その大部分をAIと一緒に作りました。

「AIに記事を書かせる」だけではありません。今回は、サイトを作る仕事そのものをAIに任せられるか試しました。人が担当したのは、サイトの目的を決めること、完成デザインを選ぶこと、社長とAI君のキャラクターを決めること、そして重要な変更を承認することです。
最初に決めたのは、誰のためのサイトか
対象は、社員5〜100名ほどの中小企業を経営する40〜60代の社長です。AIに興味はあるものの、「自社では何から始めればよいか分からない」「難しい専門用語ばかりで判断できない」という方に向けて、実務で使えるAI活用を分かりやすく伝えるメディアを目指しました。
サイト名は「社長、それAIに任せましょう!」。サブコピーは「人を増やさず会社を伸ばす、中小企業のAI業務自動化メディア」です。この二つを基準に、記事、デザイン、無料相談への導線を組み立てています。
デザインは完成イメージからAIが実装
白・青・黄色を中心にした漫画調の完成デザインを正本として用意し、紺色のスーツを着た社長と、黄色いロボットのAI君を公式キャラクターにしました。
AIはその見本を確認しながら、WordPressテーマのPHP、HTML、CSSを編集。ヘッダー、ヒーロー、無料相談、人気記事、業務自動化の例、導入の流れ、選ばれる理由、お客様の声、最下部CTAまでをレスポンシブ対応で構築しました。
画像もAIで制作して組み込んだ
ヒーロー画像、記事サムネイル、業務自動化の説明、相談から解決までの5ステップ、導入企業の声、最後のCTAなど、サイトで使う画像もAIで制作しました。
ただ画像を作るだけでなく、WebP形式へ最適化し、ファイル名と用途を整理してGitHubへ登録。WordPressテーマへ組み込み、本番画面で画像切れや横スクロールがないことまで確認しています。
サーバーへの公開もAI主体
ソースコードはGitHubの非公開リポジトリで管理しています。変更ごとに専用ブランチとPull Requestを作り、内容を確認してからmainへ反映します。
本番サーバーへの操作は、自由なコマンドを実行できる仕組みではありません。対象リポジトリ、mainブランチ、WordPressテーマの配置先を固定した、最小権限の専用オペレーターを使っています。デプロイ前にはバックアップとPHP構文確認を行い、公開後にHTTPS 200を確認。失敗した場合は自動的に直前の正常状態へ戻します。
セキュリティも公開前に確認
REST Users APIの閉鎖、XML-RPCの無効化、wp-config.phpの権限、HSTS、X-Content-Type-Options、X-Frame-Options、Content-Security-Policy、Referrer-Policyなどを確認しました。
WordPress、MySQL、nginxの稼働状態もAIから確認できるようにし、公開後も診断を続けられる構成にしています。
無料相談フォームの失敗から改善したこと
最初の無料相談フォームは、サーバーからメールを送信できない場合にエラーとなる問題がありました。そこで、相談内容をメールだけに依存させず、WordPress管理画面へ非公開保存する方式へ変更しました。
相談内容は選択式にし、「その他」を選んだ場合だけ自由入力欄を表示します。メール通知は補助として残しながら、相談データそのものは確実に保存する設計です。
AIに任せても、人が決める仕事は残る
AIが得意なのは、実装、画像制作、確認、繰り返し作業、記録です。一方で、「誰に何を届けるか」「どのデザインを採用するか」「どこまで公開するか」といった経営判断は人が行います。
人とAIが競争するのではなく、人が方向を決め、AIが作業を高速に進める。この役割分担こそ、中小企業がAIを活用するときの現実的な形だと考えています。
このブログ自体をAI活用の実験場にする
今後は、記事の企画、本文作成、画像制作、WordPressへの下書き保存、品質チェックまでを自動化していきます。すべてを無条件で自動公開するのではなく、誤情報や重複を確認できる承認フローも整えます。
このサイトで起きた成功も失敗も、できるだけ具体的に記事として公開します。「うちの会社でも、この仕事をAIに任せられるだろうか」と考えるきっかけになればうれしいです。